るいとう(株式累積投資)とは

株式投資には結構なまとまった金額の資金が必要になります。一株当たりの価格がそもそも高かったり、株価が安くても最低購入株数(単元株)が設定されている場合もまとまった金額が必要になります。もっと気軽に株式投資を楽しみたい、もっと少額から株式投資にチャレンジしたい…そんな要望に応えるサービスが「るいとう」(株式累積投資)です。るいとうは証券会社が提供するサービスで、与えられた銘柄リストの中から自分の好きな銘柄を選び、自分が設定した任意の投資金額(毎月1万円以上1000円単位)だけで株式投資を楽しむことができます。注意が必要なのは、「るいとう」で買える株式の銘柄には制限があるということです。証券会社が取り扱う銘柄の中から選択できないので、「どうしてもあの会社が欲しい」と考えている投資家に「るいとう」は向いていません。

もう一つ注意しなければいけないのが口座管理料です。証券会社によって、無料?3150円(税込・年)とかなりの開きがあります。月1万円(年12万円)の投資で3150円の口座管理料を支払うと、2.625%のコストを負担することになりますので無視できませんね。上記のような注意点に気をつければ、投資金額を抑制できる「るいとう」は株式初心者に適したサービスと言えるでしょう。

るいとう3つのメリット

「るいとう」3つのメリット・魅力の第一は、少額からの投資が可能になるという点です。株式は基本パック販売になっていて、一株は安くても、単元株分の株式をまとめ買いすると結構な金額になってしまいます。「るいとう」はまとまった資金を持っていなくても、1万円から株式投資にチャレンジできるという魅力があります。

メリット・魅力の第二は、銘柄の分散によるリスク分散効果が期待できるという点です。1つの銘柄に資金を集中投資をすると、その銘柄の株価変動の影響を大きく受けてしまいます。小口投資が行える「るいとう」を利用し、複数の銘柄に分散して投資を行えば、ある銘柄が値下がりしても、他の銘柄の値上がりでカバーできる可能性があり、より安全な投資を行うことができます。

メリット・魅力の第三は、投資の時間分散によるリスクの分散効果が期待できるという点です。ある時点でのみ株式投資を行う場合、その時点の株価が安い水準であればその後の値上がりが期待できるのですが、高い水準であったとすればその後の値下がりで損失を負う可能性が出てきます。毎月一定額の買い付けを行う「るいとう」は、株式の高値づかみを防ぐことで、結果的に買い付け単価が平準化される効果が期待できます。

るいとうと「配当」「株主優待」の関係

株式の所有者である株主には「株主権」があり、当該株式会社から直接的な経済的利益を享受できるという「自益権」と、当該株式会社の経営に参画する権利である「共益権」があります。共益権には一定割合の株式を保有していないと行使できない権利(少数株主権)もありますが、自益権については一株でも有してれば権利を保有することができます(単独株主権)。「るいとう」の投資家は小口の投資家ですから、共益権の行使についてはあまり期待されていないかもしれません。

しかし、小口投資家にとっても気になるのが「配当」や「株主優待」が受けられるのか否かです。配当については、当該株式会社の定款に特別な定めがない限り、単元株に関わらず持株数に応じて配当金が支払われます。利益配当/発行済株式数で計算される「一株あたりの配当金」に「るいとう」で保有している自分の株数を乗じたものが受け取れる配当金です。一方、株主優待については、当該株式会社が設定する優待権を取得するのに必要な最低株数を「るいとう」で保有していれば権利を得られますし、基準に達していなければ株主優待は受けられません。株主優待や配当を得ることが目的であれば、権利確定日までに基準となる株数に達するよう毎月の投資額を設定する必要がありますね。

るいとうの取引は4つのステップ

1万円から株式投資が行える「るいとう」の取引の流れは4つのステップから構成されています。

第一のステップは、銘柄選びです。証券会社が選定した銘柄の中からであれば、自由に銘柄を選択することができます。株式ミニ投資(単元株の10分の1単位で売買できる制度)では単元株=1株の銘柄を取引することはできませんが、るいとうであればそうした銘柄も選択することができます。

第二のステップは、毎月の買付金額と買付日の設定です。買付金額(投資金額)は1銘柄につき1万円以上1000円単位で設定することができますので、まとまった資金がなくても手軽に株式投資を行うことができます。ただし、るいとうを通じて購入する全銘柄の買付合計金額は100万円未満とされています。第三のステップは入金方法の決定で、(1)定期引出し、(2)口座振替、(3)臨時入金の3つから選ぶことができます。定期引出は、中期国債ファンドやMMFなど証券会社が取扱う「預金型」の金融商品から毎月のるいとう購入額分の引出しを設定しておくという方法です。口座振替は預金口座からるいとう購入額分の引き落としを設定しておくという方法です。定期入金を設定しない場合は、定められた期日までにコンビニATMなどを用いて臨時入金で支払うことも可能です。

入金方法を決定すれば「るいとう」開始です。売却したければいつでも売却することができますし、配当金も株数に応じて受け取れます(自動的に再投資されます)。また、るいとうでの購入株数が単元株数に達すれば、総合取引口座に株式の振替が行われ、株主になることも出来ます。

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