株取引の現物買いとは?

株取引の現物買いとは実際に発行されている株式を株価通りの金額(投資金)で買うことを現物買いと言います。投資額は売買する時点での株価で買った株数分の金額が投資額となります。その対価として株券を受け取ります。ただ最近は電子取引となり株券が実際には動かない場合もあります。現物買いとは現物取引ともいいます。現物取引と呼ばれる理由としては、株取引には現物取引に対して信用取引という取引があり、信用取引とは信用で現物取引の一部の資金で投資ができる取引でそれと区別するために現物取引と呼ばれています。一概には言えませんが、「長期投資の現物取引」「短期取引の信用取引」や「安定投資の現物取引」「ハイリスク、ハイリターンの信用取引」と言われることが多いようです。

現物買いは時に期限はなくその株式を発行している会社が倒産してなくならない限り現物の株を持っておくことができます。つまり差金決済で儲けをだすことだけが目的ではない場合も多いということです。

現物買いのメリットは?

現物買いのメリットとしては決済に期限がない、ということでしょう。値動きが思惑と外れたとしても、それを一時的と見れば長期的な投資として現物の株式を持続ければよいわけです。もちろん株価が行き過ぎて予想より大きく儲かった場合は差金決済をすればいいわけで、目先の値動きで一喜一憂する必要もなく済むのが現物取引のメリットと言えるでしょう。

次に現物買いのメリットとして「配当」があります。その株式を発行している企業の業績にもよりますが、株主にたいして企業は配当を支払うこととなってします。当然その企業の業績アップを見込んで株式を購入する訳ですから、思惑通り業績が上がれば配当も満足したものが得られ大きなメリットとなります。また現物買いのメリットとして優待券がもらえる点があげられます。企業ごとに株券の株数によって優待券なるものが株主に発行され、さまざまな優待を受けることができます。この優待をメリットと考えて現物買いをする方も多いと思われます。

現物がいのデメリットは?

現物買いのデメリットとしては一般個人投資家にとって売買を予想するデータが少ないことがあげられるでしょう。上場企業としては決められた企業情報はオープンにしていますが、そのオープンにされている企業情報だけでは本当のその会社の今後を判断できません。上場企業にとって都合の良い情報は積極的に流そうとするし、当然都合の悪い情報はできるだけ分かりにくくしようとします。その結果どうしても一般投資家は情報に踊らされ後追い後追いとなることがあります。値動きの一番美味しい(効率の良い)ところは機関投資家やプロの投資家、出がらし(効率の悪いところ)を一般投資家で分け合う、と言われる所以です。

また信用取引に比べ投資額が多く必要なため資金効率で言えば効率は悪いと言えるでしょう。動きが(売買)がどうしても鈍くなり、信用取引に比べ短期的に買ったり売ったりして目先の値動きで利益を得ることも難しいため現物取引のデメリットと言えるかもしれません。

投資初心者は現物買いから?

経験の浅い一般の個人投資家はやはり現物買いから始めるのがベターでしょう。資金的には信用取引に比べ効率は悪いですが、最初の投資金を超える資金が必要になることはありません。自身で最初に決めた投資額である一定の結果がでるまでじっくりと構えることができるからです。純粋にその自身が狙った企業の業績のみを分析し、その自分の分析や予想の当たり外れを楽しみにすることができるでしょう。

それに対し信用買いの場合はハイリスク、ハイリターンなだけに自信の狙った企業の業績だけではなく様々な外部要因に注意が必要で、一喜一憂させられ精神的に持たなくなる初心者の方もいるとよく耳にします。初心者の方はまず現物取引で様々な株取引のノウハウを身につけ、株取引のどの投資方法が自分に合っているか、自身の資産運用に適しているかを判断できる知識と経験を得ることが大事でしょう。初心者の方はまずは現物買いで株取引のメリット、デメリットを体験してみて本当に自分にとって株取引が必要な取引かどうかの判断もすべきでしょう。

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